コルカタ 旅の終わりは妖気漂うサダル・ストリートにて 【インド旅行記 #20】

水分も補給して、体力回復。

あと半日のコルカタ滞在ですが、ラストはサダルストリートを見学するとして、その前にインド博物館に行ってみようと思います。

インド博物館で休憩

博物館の中なら、そこでも、少し休憩できると思うし。

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この旅で、はじめて入る観光施設。
インドで最も古い、そしてアジア最大級の博物館とのこと。

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外国人は500ルピーでしたが、インド人はかなり安く、さらに学生はもっと低かったと記憶してます。

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そりゃそうだ。500ルピーなんていったら、高すぎて、誰も来なくなっちゃうよね。

でも、外国人料金取るだけあって、預け荷物と入り口は優待扱いでした。

ようやく、背中の荷物を降ろせた~

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私の知る限り、インド大陸は、その昔、今のインド洋の真ん中辺りにあって、どんどん北上。

アジア大陸とぶつかって、ヒマラヤ山脈ができたらしい。

なんともスケールの大きな話ですが、その分、インド大陸には、地質学的な資料が多いのかもしれない。

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レリーフも並んでいます。

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これは、菩提樹?
スリランカのアヌラーダプラでも見たんだよね。懐かしい・・・

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それにしても、よくここまで精巧に残されていたものです。

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日曜日なので、家族連れ、学生も多いようです。

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なんとも、艶かしい石彫が並びます。

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この女性、鏡を見てるのかと思いました。

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鏡じゃなくて、なんだろう?

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一通り見物して、インドの学生たちと同じように、中庭で休憩。

時は夕方。

この旅も、あと「サダルストリート」を歩いて終わりです。

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いよいよ、今回のインド弾丸旅行も、これで最後。

「サダル・ストリート」を歩いたら、飛行機に乗って帰国します。

その前に、日も傾きかけたモイダン公園をのぞきます。

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日曜日の夕方。
サッカーや、クリケットに熱中するインドの若者たち。

しばらく見ていましたが、やっぱりクリケットのルールはわからなかった・・

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サダル・ストリートを歩く

さて、「サダル・ストリート」の入り口に立ちます。

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第一印象。平和な感じ。

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これが、サダルストリートの日常風景ですか。

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「深夜特急」を読んでから20年経過し、はじめてこの地を歩きます。

こんなことを書くと、バックパッカーの皆さんからは、何を今さらと笑われることと思います。

でも、正直な感想。

旅好きのサラリーマンなら、みんなそう思うんじゃないかな。

サダル・ストリートを歩く。それ自体が、旅のイベントのようにも感じます。

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1ヶ月、2ヵ月と長逗留する旅人が多い中で、私は、たった1時間で、サダルストリートを去ります。

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ほんとに、ここの空気を吸ったら、風のように去ります。

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サダルストリートを歩き出してから、不思議と物乞いが寄って来なくなりました。

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「詐欺師」も声を掛けてきません。

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これが、世界的に有名なカルカッタの安宿街。

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たぶん、私の格好は清潔すぎるんだろうな・・・

ここ、サダルの人たちは、みんな目が肥えてる。旅人を見定めるなんて、朝めし前。

つまり、私は、ただの冷やかし。ここ、サダルに住み着こうなんて意思はない。

見抜かれてるってことだね。

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ちょっと、脇に入って、伝説の宿「パラゴン」を見てみたい。

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たしかに、妖気が漂ってるわ・・・

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蔵前さんの本にたびたび登場する「パラゴン」。

雨が激しく降ると、ひざまで浸かるほど水はけが悪いらしい。

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ここが、サダルか・・ と、感慨深げに、行ったり来たりしていると、

「なにか、さがしてるの?」と、流暢な日本語。はじめて、声を掛けられます。

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伝説のサダルストリートに、自分の足跡をつけられただけで、私は満足。

これで、今回の旅は終了。インドを去ります。

しかし、この界隈で長期滞在する人、素直にすごい。

ほとんど、旅というよりは生活って感じでしょ。時間があったら、私にもできるかな・・・

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