ロス・グラシアレス国立公園のペリト・モレノ氷河【アルゼンチン旅行記 #20】

本日のツアーで訪れる氷河は、「ペリト・モレノ氷河」。地図の左下に位置しています。

ツアーの行程は、まずバホ・デ・ラス・ソンブラス港という港から船に乗って、氷河を見学。そして、氷河の上をトレッキング。最後に展望台によるというプラン。

地図上の、大きな目玉がある場所が展望台です。

いよいよ、人生初の氷河にご対面です。ゾクゾクしますね。

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公園入口で、添乗員が入場料を徴収に来ました。25ドルぐらいだったかな。

ペソで払えば330ペソ。でも、手持ちのペソがなくなりつつあったので、米ドルで払います。

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リコ水道の氷河見学フェリー

港に着きました。といっても、桟橋があるだけ。

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バスから降りてきたツアー参加者は、フル防寒装備。まさに、氷河トレッキングに行くぞ!という恰好。

フード付きコートの旅人スタイルは、私だけです。今のところ、そんなに寒くはありません。

私も、一応コートの下は、ヒートテックやら、靴下2枚履きやら、防寒対策はしてあります。

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船の中は、当然暖かい。

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11月で、この盛況ぶり。12月~2月ぐらいのハイシーズンに来たら、どんな感じになるのかな。

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雨が少しパラつきます。

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出航しました。物好きな私も、さすがにおとなしく座っています。

うわー、いかにも冷たそうな色の湖面です。液化天然ガスのような色?

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湖面から眺めるペリト・モレノ氷河

そして、氷河が現れました。

すごい! この迫力!

ツアー客も、みんな甲板に出てきました。
添乗員が、さかんに注意事項を呼び掛けていますが、私にはさっぱりわかりません。

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救命具つけないんだね。さすが、自己責任の欧米社会。

氷点下の水。これ、落ちたら、凍死しちゃうだろうな。

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さすがに、私は寒風に耐えられなくなり、船内に逃げ込みます。
でも、窓の開く場所みっけ!

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おおーッ! ここからなら、邪魔にならず、いくらでも撮れるぞ!

それにしても、湖面に氷片が浮かぶ、寒々しい光景です。

 

ペリト・モレノ氷河は全長35キロ。高さは約60mとのこと。

高さ60mですよ。20階建てくらいのマンションと同じ高さです。

しかも、この巨大な氷河が、平均して、1日に中央部で2m動いているとのこと。

そう考えると、どこか不気味に思えてきた。

 

ズゴゴゴゴっていうすごい音が響きます。どっかで、割れたんだね。

幻想的を通り越して、不気味な光景。

氷の向こう側から、化け物でも出てきそう・・

もう、言葉が出ません。自然のスケールの大きさ。

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晴れたり、曇ったり、霧に包まれたり、小雨が降ったり、目まぐるしく天気が変わります。

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船上からの見学はこれでおしまい。いよいよ、あの上を歩きますよ。
(正確には、あの上ではなく、別の安全な氷。)

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さすがに、体が冷えたわって感じですね。

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さて、別の港に着きます。ここで降ります。

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氷河の上を歩く準備

さて、メインイベントの氷河の上を歩くトレッキング。みなさんはしゃいでいます。

日本人がいないのは、いつものこと。
ま、季節が季節なら、いっぱいいるんでしょうけど。

それにしても、流氷群が湖面に押し寄せているのに、よく船に接触しないもんです。

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軍手が必要な氷河トレッキング

右側の、ポケットに手を突っ込んでるサングラスのおじさんが、「英語組」の添乗員兼ガイドさん。

「英語組」でも9割わからないとは思うけど、「スペイン語組」よりはましでしょう(笑)

一通り説明があった後、「glove? all right?」「very important!!」

私は、一応防寒対策はしていますが、手袋は持ってきていません。でも、たしかに、ツアーの案内メールには携行品の中にありました。

ガイドさん曰く、氷の上で滑って手をつくときに、手袋をしていないと大けがする、とのことです。

なるほど、たしかに・・・   ちゃんと、言われたことは守りましょう。

大きな軍手を貸してくれて、事なきを得ました(*^^)v

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この小屋で、おいていく荷物を置きます。

私も、カメラバッグはここに置いて、一眼レフをコートの中に入れて持っていくことにしました。

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そして、少し歩いて移動。体のデカい欧米人は、ほんと、歩くの早い。

 

氷河が間近にある、どこか不思議な光景。

アルゼンチン人ガイドさんの説明

「集まってくださ~い。」これから、ガイドさんの説明がはじまります。

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ガイドさんの説明です。

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何故、青く見えるか、動いているスピードなどを、くわしく説明しているようでした。
語学力のなさが、いまさらながらに悔やまれます。

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みんなは当然理解してるよね。うらやましい・・・

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聞いてなさそうな人もいるけど・・

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さて、説明も終わって、出発です。

 

また聞こえてきました。ズゴゴゴゴ・・  けっこうな音量ですよ。ホント。

 

せっかくなので、1枚撮ってもらいました。

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いや・・まじかで見ると・・すごい・・ほんとに

アイゼンを靴にセット

氷の上を歩くために、アイゼンと呼ばれるスパイクを靴に取り付けます。

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日本人もよく来るんでしょうね。
セットが終わると、「アルイテミテクダサイ。」流ちょうな日本語でした。

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あれは先発隊の姿。

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なんか、ワクワクしてきたよー。