【イスラエル旅行記 #3】エルサレム旧市街の散策 嘆きの壁と対面

エルサレム旧市街は、このように城壁で囲まれています。

私は、地図上の左側(つまり西側)のヤッフォ門にいます。そして、ずっと東へ歩いていくと、嘆きの壁にたどり着きます。

エルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地。

まずは、路地を散策しながら、ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」に行ってみましょう。

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ヤッフォ門付近の風景

さて、カメラを提げて、街を散策しに行きましょう。
これは、ホテルの玄関前です。

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ホテル前。おしゃれな美容室。

早く「嘆きの壁」と対面したい気持ちを抑えて、いったんヤッフォ門の方へ。

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ヤッフォ門の前で、パンを売ってました。

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ちょっとヤッフォ門をくぐってみました。なにかのイベントの案内?

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ヤッフォ門から、南西の方角を眺めます。エルサレムは旧市街の外は、こんな風景が広がっています。

さあ、あらためて旧市街の中へ。

なんか、想像していたエルサレム旧市街と、かなり違う・・・

警備する警官発見。というより、そこら中にいます。

絶対にもめごとなどおこさせないぞ、とばかりに自動小銃を携行しています。

空港からここまで、何事もなくたどり着き、ふつうの国かなと油断しかけましたが、また緊張感がわいてきました。

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黒いスーツに黒い帽子、ユダヤ教超正統派の方々とも、何度もすれ違います。

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物々しさもある中で、明るいオールドシティ。

ダビデの塔の入り口。
歴史博物館となってるらしいですが、まずは街の様子を見に行きましょう。

ユダヤ人地区の散策

旧市街のスークに入ったとたんに、こんな感じ。

路地には、所狭しと、おみやげ屋さんが並んでいます。

いやあ、眺めているだけで面白いですね。

これが、エルサレム旧市街なんだ・・・

エルサレム旧市街は、大きく三つの地区に分かれています。

その三つとは、当たり前ですが、ユダヤ人地区・キリスト教徒地区・ムスリム地区の三つです。

今、私がいるのは、旧市街のほぼ中心から若干南。ユダヤ人地区です。

ここを、東に向かっていくと、「嘆きの壁」に到達します。案内標では「西の壁」とありますが、それは、嘆きの壁のもとの神殿のうち、西側の壁にあたるからだそうです。

したがって、嘆きの壁は、ウエスタンウォールと呼ばれます。

ATMコーナーもありますね。

 

くだものやジュースも売っています。

しかし、すごいところです。

香辛料も売っています。なんとなく、イスタンブールのバザールを思い出します。

 

ひたすら東へ歩くと、ウエスタンウォールの文字が。

路地に入って振り返った景色。入り口は決して広いわけではありません。

 

ユダヤ人最大の聖地 嘆きの壁と対面

入り口では、厳重な荷物検査が。検査しているのは黒人警官。物々しすぎて、カメラなんか向けられません(実際、撮影禁止)

でも、カメラどころか、パスポートケースなんかまで、身体から離脱させられるので、少しあわてます。

そして、中に入ると、嘆きの壁が・・・

ユダヤ人、最大の聖地に、ご対面です。

ここは、かつて、バビロン捕囚から帰還した人々がユダヤ教の神殿を建てた場所。

ローマ帝国により、西暦70年に破壊されたそうですが、そのとき残ったのがこの壁。

どちらかというと、旧市街の東寄りに位置する壁も、神殿の西側の部分であったことから、看板にも西の壁と標記されてました。

写真や動画でしか見たことがなかった嘆きの壁。実際に、この眼で見ることができて感激です。

これが、嘆きの壁ですか。すごいところに来たもんだ・・・

イスラエルの建国は1948年。でも、その後、嘆きの壁はヨルダンが管理し、ユダヤ人は近づく事ができませんでした。

しかし、1967年の第三次中東戦争、別名6日間戦争で、イスラエルはアラブ側に勝利し、ユダヤ人は、はじめて嘆きの壁を管理下に置くことができました。

そんなすごいところに、私は立っています。

さて、私も嘆きの壁に触れてみたいのですが、男子は頭を隠さないといけなくて、キッパと呼ばれる小さな帽子を貸してくれます。

写真を撮るのがはばかれたので、スークで売っているのを見つけて写真に撮りました。

ほんとうに小さな帽子です。

頭にキッパを乗せて、中に入らせてもらいました。ここは、ユダヤ人にとって大切な神聖な場所です。失礼があってはなりません。

みなさん、真剣に祈っています。

約2000年ぶりに、この壁で祈ることができるようになったユダヤ人。

嘆きの壁のすきまに、紙がいっぱい詰めてあります。

人々の悲願が記された神聖な紙です。

私も神妙な気持ちになります。

それにしても、ヘブライ語。ドラゴンボールのサイヤ文字のよう(笑)

決して、茶化していません。

さて、続いて、嘆きの壁を出て、ムスリム地区に向かいましょう。