台北 ~ 阿里山森林鉄道の旅【台湾旅行記2007年 #2】

台湾一人旅、2日目の朝。今日は、阿里山に登る日です。

ちなみに、阿里山の名前は、それこそ宮脇俊三氏の本で知りました。

朝早く起きて、パンとゆで卵とコーヒーだけの簡単なモーニングセットをいただき、駅に向かいます。

ちなみに、昨夜泊まったホテルはこれです。

少し古さがありましたが、安かったし、台北駅にも近いので、よしです。

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急行列車で台北から嘉義へ

台北駅です。なんとなく、威厳がありますね。

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阿里山に行くためには、嘉義という街まで行く必要があります。

私は、台湾語なんてわかりませんから、紙に行き先と乗りたい列車を書いて、窓口に差し出します。

一番早い「自強号」というのを希望したのですが満席。「復興号」では? というので、それにしました。

列車の名前からして、なんかすごいです。

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発券してくれたチケット。

今は2007年なのに96年とあるし、「休息時使用」とかなんのこっちゃ?

こんなこと一つとっても、旅は楽しい。

そして、これが「復興号」。台北駅の地下から出るんですね。

7:48発、嘉義まで4時間弱の旅です。

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4時間ほど列車の旅を楽しんで到着した嘉義の駅前は、こんな感じでした。

特に、これといって特徴はありませんが、はじめての台湾なので、新鮮に見えます。

1月ですが、気温は20度ぐらいでしょうか。暖かいです。

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知らない町をあてもなく歩くのって、本当に楽しい。

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阿里山行の列車まで1時間ほどあったので、駅付近の小さな食堂に入りました。

食べていると、「日本人か?」と、お店のおじいさんが話しかけてきます。戦前の日本統治下時代に日本語を覚えさせられた世代でしょうか?

阿里山に行くと言うと、「景色いいよお、気をつけてな。」と言ってくれました。

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阿里山森林鉄道の急勾配

駅に戻ります。嘉義駅のチケット売り場です。

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阿里山森林鉄道のチケットを買います。

1号車の2席って、指定席ですか。

チケットの裏は路線図が描かれてました。

ループ線を二重三重にして登っていく鉄道。台湾には、富士山より高い山がいくつもあります。

気候帯も登るにつれて変わっていくみたいです。

改札口って、ないんですね。勝手に入っていいのかな・・

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阿里山行の列車は、嘉義駅のホームの先に切れ込んだ専用ホームから発車します。

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列車が入線してきました。

可愛らしいほど小さい列車。線路の幅も、見た目狭いです。

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車内の様子です。2人掛けと1人用。私の席は1人用の方でした。

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車掌さんが、狭い通路を歩いて、チケットの確認にきました。

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発車して、しばらくは平野部を行きます。やはり南国で、ヤシの木が普通に立っています。

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そして1時間も経つと、こんな崖っぷちを行くようになります。

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霧も出ます。そして、すごい急勾配です。

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途中の駅で、降りる乗客もいます。
意外です。みんな、阿里山に行くのだと思ってましたが。

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こんな山奥にもセブンイレブンがあるんですね。まるで日本みたいだ。

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南国台湾でも寒い阿里山の町

終点の阿里山に到着。冷たい空気が身をつつみます。

宿を予約していなかったので少し心配でしたが、簡単に見つかりました。

世界的な観光地ではありますが、真冬なので客は少ないのでしょうか。

私の隣では、一人旅らしい、欧米の女性がチェックインしていました。

そして、私に話しかけます。

どうも、モーニングコールのことのようです。

そう、ここ阿里山といえば、日の出。

明日の朝は、早起きしないと。

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部屋は、こんな感じです。
ちなみに、夜は暖房がきちんと入らず、かなり寒い思いをしました(^-^)

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阿里山の甘い麻婆豆腐

一服して、夕闇迫る阿里山の街に繰り出しました。
街といっても、駅付近に店や食堂が集まっているだけです。

言葉もなにもかも通じない山奥の町で向かえる夕暮れ。
旅に出てる気分が一気に高まります。

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チャーハンと麻婆豆腐を注文。麻婆豆腐はなんと、甘かった!
甘い麻婆豆腐なんてはじめて、半分も食べられませんでした。

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食後の散歩です。
南国ですが、標高が高いため、冷んやりします。いや寒いぐらい。

明日は、名物の日の出を観に行くので、早く寝るとしましょう。

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