【エジプト旅行記 #26】カルナック神殿でルクソール最後のテンプル巡礼

エジプトの旅、最後の朝。いつも通り、夜明けとともに起床。

今日は、早朝のうちにカルナック神殿を見学。そして、飛行機でカイロに向かいます。

 

旅の満足感、充実感と、終わってしまうという虚無感が交錯する心境・・・
旅の最終日は、いつもこんな感じです(^.^)

最後のルクソールの朝

昨日と同じ、質素なホテルの朝食を頂きます。

Wifiが別料金で、3時間50ポンド(300円)。でも、1泊3,000円ということであれば、まあまあかな。

そのWifiで、本日のターキッシュエアラインのオンラインチェックインもできたし。

スタッフも親切でフレンドリーだったし、スザンナホテル、ありがとう。

フレンドリーと言えば、昨日はスタッフからも自宅に紅茶を誘われたんだよね。

「俺のウチに来いよ、もてなしてやるよ。」は、イランのイスファハーンでもありました。
でも、言葉が全然わからないからね・・・

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ここルクソールは標高83m。正直、たった83mという感じ。

ここから、地中海まで、ナイル川はゆっくり流れていくんですね。

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昨夜のうちに洗濯しておいたジーンズが、かんぺきに乾いてます。

カルナック神殿に行く前に、ちょっと外を歩いてみると、バルーンが。

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これは、ルクソール名物の気球ツアーですね。

このホテルでも手配できて、50ドルのようですが、私は最初から除外してました。

勝手な思い込みですが、ビニールと炎と炎の燃料と一緒に乗り込んで、空に舞い上がり、行く先は風まかせって、文明の利器全盛の時代に、私は心理的にちょっと受け付けられません。

もちろん安全対策は万全なんでしょうけど・・・

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早朝のカルナック神殿

さて、タクシーを呼んでもらって、テンプル最後の巡礼地、カルナック神殿へ。

自転車でも十分行ける距離ですが、レンタルするにも、ちょっと朝早すぎるよね。

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早朝のエクササイズ? どうみても東洋人だけど。

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運転手に、1時間半後にまた来てね、とお願いして、広場で降ります。

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チケットオフィスはここですか。

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この旅で、いくつの神殿を見たことになるのかな。

最後に見るカルナック神殿は、エジプトで最大規模のようです。

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時刻は7時。まだ観光客はいません。

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朝なので逆光ですが、たしかにデカイ。

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ここがスフィンクス参道ってことになるのかな。

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たしかに、いっぱい並んでます。

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案内するよって寄ってきたスタッフ。

旅も終盤で、小銭ないから、はっきり「カネがないんだ」と言って断ります。

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数々のレリーフ。

しかし、さすがに、レリーフ、見飽きてきちゃいました(笑)

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これが、大列柱室かな。

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ハトシェプスト女王のオベリスク。

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もう8時ぐらいになってるんだけど、全然観光客現れない。

いくら夏でシーズンオフだって言っても、やっぱり観光客減ってるんだろうか。

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今回の旅で、もっとも観光客と出くわしたのは、ギザのピラミッドだけ。

アブ・シンベルなんて、私のほかに2人しかいなかったし、バクシーシを迫るスタッフもかわいそうな気もしてくる。

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見飽きたなんて、贅沢なこと言ったけど、それでも、こういうところ、ウロウロするのは楽しいです。

まだ、そんなに暑くはないし。

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風化も激しいんでしょうか。
いたるところでクレーンなどを使って、修復しています。

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たしかに、こんなのが落下してきたら、ケガじゃすまないだろうな。

こういうところを巡る以上、旅行保険は必須。再認識した瞬間でした。

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観光客が私1人じゃ、スタッフも商売上がったりなのかな。

人の良さそうな表情のおじさんだったので、案内に付き合うことに。

最後は、「アアユウハッピー?」と聞いてきて、「ハッピー」と答えるとバクシーシ。

フィンテック時代なんだから、カード端末でも持ってれば?

「バクシーシ」ボタンをタップすると、20ポンドが自分の口座に入るとか・・(笑)

全然関係ないけど、インドだって、政府が大規模に電子マネーに舵を切ってるし。

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エジプトの神殿も、これが最後。

次、また来ることがあるとしたら、いつの日になるだろうか。

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十分に堪能して出口に。数人の観光客が現れたようです。

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もう太陽が十分に昇り、暑くなってきました。

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水を1本、と思ったら、40ポンド(240円)。

昨日は、ハトシェプスト祭殿で買っちゃったけど、いくらなんでも吹っかけすぎ。

お金もないし、買いませーん(笑)

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ホテルに帰ってきて、ちょっとスークをひと回りして、水のシャワーを浴びて、フライトまでくつろぎます。

12:25のカイロ行きなので、10時半にホテルを出ればいいでしょう。

ルクソール空港は、街から近く、スタッフは11時半で十分間に合うし、それまで俺の家に来てお茶しようよ、と言ってくれるんですが、エジプト航空は、いきなりフライト変更したりするし、ギリギリじゃ怖いです。

 

2泊したので、だいぶ散らかった荷物をパッキング。

成田まで直行していい荷物と、カメラバッグに入れる荷物を分けます。

ああ、いよいよ、旅が終わっちゃいますね。

余韻を覚まさないように、ホテルの窓からルクソールの景色を眺め続けます。

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フロントでタクシーを呼んでもらいました。

ルクソールともお別れです。

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ルクソール空港でのひととき

ほんとだ、10分もしないうちに、空港へ。

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ガランとしたルクソール国際空港。

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あっさりチェックイン。

よかった、よかった。これで、カイロまでは無事に行けそうです。

カイロまで戻れれば、ターキッシュエアラインが飛ばないってことは考えにくいから、スケジュール通りに帰国できます。
すなわち、翌朝からきちんと出勤できる。社畜か、私は(笑)

でも、休暇をもらいながら、予定通りに出勤して、仕事に迷惑をかけないというのは、現役世代の旅人にとって、最重要ポイント。

これが、ルーズだと、そのまま人事評価につながり、おいそれと休暇が取りにくくなったり、昇進もできません。

てことは、旅に出られなくなります(+o+)

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でも、カイロに戻る方法は、実はいろいろ悩みました。

空便の場合、エジプト航空で早朝、昼、夕方の3便。

夕方の便だとカイロ着が19時半。ターキッシュのイスタンブール行きのフライトが21時で、微妙というか、ちょっと無理でしょう。同じスターアライアンスではあるようですが。

昨日の夜のうちに、列車でカイロ入りという手もありましたが、さすがに旅の6日目。

少しはカラダをいたわろうということで、ゆとりのある昼のフライトにしました。

これなら、カイロ空港での乗り継ぎ時間は7時間近くあります。

早朝便や、夜行列車でカイロ入りしたとしても、背中の荷物をずっと背負いながら歩き回らなくてはならないし・・

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さすがに国際空港。エアコンはギンギンに効いています。

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予定通りに搭乗開始。

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アスワン行きに乗っときは、精神が錯乱状態?で、あまり記憶になかったんですが、こじんまりとした可愛い飛行機です。

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上空から見下ろすウエストバンク

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フワッとルクソールの空に舞い上がり、カイロを目指します。

ルクソールの街って、こんなに緑が多かったんだね。

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まさに砂漠のオアシスのようですね。

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おお、ナイル川にウエストバンク!

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気球に乗らなくたって、空からの景色を満喫。

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空の旅っていいね。

窓の外に、カメラを向けてるのは私だけ。乗客もガラガラのカイロ行きです。

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さようなら、ルクソール・・・